伊福精密様の3D金属造形物への無電解ニッケルめっき
- ニッケルめっき
こんにちは。「神戸のめっき会社・共和産業」代表取締役社長、鈴木教永です。
立て続けになりますが、ご報告したいことが投稿しました。
写真は、先日弊社でめっき処理した、3D金属造形物「サンゴ」です。
今回、同じ神戸市の伊福精密様よりお声かけてくださり、トライすることが出来ました。
(弊社HPだけでなく、このブログもご覧になられて、「ここならやってくれそう」と思い、ご連絡いただいたとのことです。ありがとうございます。)
見せていただいて驚いたのは、その細やかな形状です。
1本1本の線が途切れることなく繋がりあって、しかも全体でみると結構な凹凸が形作られていて、3Dプリンタでなければ作製できない形状なのは間違いないです。
他の品物も拝見しましたが、どれもこれも複雑かつ微細な形状で、3Dプリンタの世界の奥深さのほんの一部ですが垣間見ることが出来ました。
ちなみに、こちらはめっき前の写真です。
露光の関係もありますが、やはりある程度酸化されていたのか、めっき後と比べると暗い感じです。
いわゆる3Dプリンタで作成したものへのめっきは以前より興味があったのですが、今回機会をいただいて初めてめっきすることができ、嬉しく思います。
今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
材質:マレージング鋼
無電解ニッケルめっき「ハイノップ®」 めっき膜厚:20μm
めっき処理時間:約半日
(治具の検討・作成の方が時間が必要でした)
このブログを書いた人
鈴木 教永
代表取締役