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めっきできる基材の種類のこと① ~SUS・アルミニウム・セラミックス~

あけましておめでとうございます。

 

 

「神戸のめっき会社・共和産業」代表取締役社長、鈴木教永です。

 

 

新型コロナの感染が再拡大して、なかなか厳しい状況が続いています。

 

冬になったらある程度拡大するだろう、と推測していましたが、大方の皆さんの予想と

 

期待を裏切る増加ぶりに驚いております。

 

 

私自身や会社で出来ることは限られますが、とりあえずはそれでも、

 

できることを一つでも多く行うつもりです。

 

 

本年も、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

本日は、共和産業の無電解ニッケルめっき「ハイノップ」で

 

 

めっきできる基材の種類

 

 

について、ご説明したいと思います。

 

 

共和産業には多種多様な基材にめっきして欲しいとのお問い合わせを、

 

日々受けております。

 

問題なくお受けできる基材、少し条件がつく基材、まったく不可能な基材とあるので、

 

今回それらを、主な材質ごとに分けてご説明いたします。

 

SUS材

(電車の写真はステンレスのイメージで、実際に弊社で電車の車体にめっき

しているわけではないです。)

 

 

メジャーなところではSTAVAXやHPM-38などの金型用の基材ですが、SUS材は

 

共和産業で最も問題なくめっきできる基材です。

 

何らかの事情で再めっきする際も、剥離液に入れるだけでめっき皮膜を剥離できます。

 

これ以上説明することがないくらい、共和産業でもっとも数多く、問題なくめっき

 

している基材になります。

 

 

アルミニウム

(写真のアルミ缶もアルミのイメージで、アルミ缶にめっきしているわけではないです)

 

 

アルミニウムも共和産業が得意とする基材です。

 

以前は製造装置用のアルミニウムへのめっきがほとんどでしたが、

 

最近は金型用のも増加傾向です。

 

剥離再めっきは可能ですが、ただ、剥離すると基材の表面が剥離液で

 

荒れてしまうので、同じ物で剥離再めっきした物とそうでない物とを並べると、

 

その違いが一目瞭然になります。

 

ただ、めっきした面を磨くと、通常通りの綺麗な面になりますので、

 

加工や研磨前提であれば問題ないかと思っております。

 

 

アルミニウムへのめっきも、次にお話するセラミックスへの

 

めっきと同じく、共和産業オリジナルの様々な工夫を施した

 

めっきになります。

 

(いくらかでもお話してみたいですが、工場長に止められました。)

 

是非ご検討ください。

セラミックス

(実際に写真のようなお皿にめっきすることはないですが、めっき自体はできます)

 

 

弊社のHPにも載せておりますが、セラミックスへのめっきは共和産業の、

 

自慢としているところになります。

 

共和産業のめっきは、大抵の場合、めっき後機械加工されて成形に

 

使用されますので、加工時や成形時の力に耐えられなければ

 

その役目を果たせません。

 

ただめっきを成膜させるだけでなく、それらの力に耐えられる密着力を

 

もっためっきを提供することが出来ます。

 

どういう工夫をしたかはここではお伝え出来ませんが、

 

秘密の工夫がいっぱい詰まっているのがセラミックスへのめっきになります。

 

是非ご検討ください!

 

 

少し長くなりましたので、この続きは日を改めてお話します。

このブログを書いた人

鈴木 教永

代表取締役